ITJ(Interference Technology日本版)10月号_no89
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EMC NEWS3 INTERFERENCE TECHNOLOGY 日本版 2021.10(緑の喝采|空飛ぶ車とe-VTOL車両、排出量を削減するための輸送の未来)」が掲載されているので参照されたい。この本では、垂直離着陸機(VTOL: Vertical take-o and landing aircraft)の進歩により輸送の未来が再形成され、目的地に速く到着し道路の交通渋滞を減らすだけでなく、世界中の輸送からの温室効果ガス(GHG: Green House Gas)排出量全体を劇的に削減するのに役立つと主張している。内容は、eVTOLの分類、独自の設計要件、搭載する電力量、電気機械、パワーエレクトロニクスとモーターコントロール、その他の問題、交通の未来に分けて論じている。詳細はIEEE等のウェブへ。●2021 IEEE AWARDS BOOKLET、P11参照:https://www.nxtbook.com/nxtbooks/ieee/awards_2021/index.php●EE Online誌の記事:https://bit.ly/3oMONFZモトローラがGuRu社のWPT技術(Smart Lensing)を採用 モトローラ社が、4つのデバイスを同時に充電できる「ワイヤレス充電」技術を採用した。これはGuRu Wireless社と提携して、2021年初めから「新世代のワイヤレス電源デバイス」に取り組んできた成果である。これは無線「空間充電(Space Charging)」技術と呼ばれ、人体を検出すると自動的に充電を一時停止できるシステムである。2021年1月に、モトローラは最大1メートル離れた場所に設置されたモバイルデバイスを充電できる無線充電システムを発表していたが、今回は無線充電システムの改良版の発表となり、最大3メートルの距離で同時に最大4台のデバイスを充電できる。モトローラ最新の「空間充電器」は、合計1,600のアンテナを備えていて障害物を簡単に通過し、サービス範囲を100度に広げることができる。 モトローラに採用されたGuRu社のWPT技術(Smart Lensing)について以下に述べる。以前の電力伝送方法とは根本的に異なる独自の「スマートレンズ(Smart Lensing)」技術を採用し、集束エネルギービームを使用して高効率の電力伝送を実現している。「スマートレンズ」は、部屋全体をワイヤレスエネルギーで満たすのではなく電波を収束させ特定のターゲットに進行方向を変えるという、ミリ波スペクトラム(周波数24GHz)で動作する唯一のWPTソリューションであり、これまでにないレベルの小型化と電力伝送の効率を実現できる。これは完全に統合されたチップとモジュールで作ることができ、拡張可能なワイヤレスパワーモジュールは、完全に統合された高度なミリ波チップのラインナップがある。各モジュールには、完全なエンドツーエンド・ソリューション用の送信/受信アンテナが含まれている。 詳細はGuRu社のWebへ。●モトローラ製品の紹介サイトへのリンクありhttps://guru.inc/in-the-news-2/3Dフラッシュメモリ開発が2021年IEEEアンドリューS.グローブ賞を受賞IEEE Andrew S. Grove Award賞は、固体デバイスおよび技術への卓越した貢献に対して、銅メダルと証明書、謝礼金が贈られるもので、スポンサーはIEEE Electron Devices Societyである。2021年は、キオクシア社の青地英明氏、勝又竜太氏、鬼頭傑氏のチームが同賞を授与された。受賞理由は以下のとおりである。青地英明、勝又竜太、鬼頭 傑の3氏による革新的なBiCSコンセプトは、現在および将来のパワフルなパーソナル機器のニーズに応えるために、高密度で高速な3次元(3D)フラッシュメモリーを実現するスタンダードとなっています。日本人3氏による革新的なBiCSコンセプトは、現在および将来のパーソナルデバイスの需要増に応えるため、高密度かつ高速な3次元(3D)フラッシュメモリを実現するための標準になっている。研究チームは、初期の3Dフラッシュメモリの概念が抱えていた拡張性と複雑性の問題を解決しようと、パンチ&プラグ法を用いて新しい3次元フラッシュメモリを開発した。この3Dフラッシュメモリは高密度だが費用対効果の高いスケーラブルなメモリを実現するため、重要な描画工程と電荷トラップセルの数を減らした多層積層メモリアレイを特徴としている。この新しいコンセプトは、スマートフォンやPC、高性能コンピュータのSSD(Solid State Drive)ストレージシステムに広く採用されている。また1テラバイト以上の高密度化が可能で可動部がなく、設置面積が小さくて消費電力が少ないので、ハードディスクドライブに取って代わることができる。キオクシア社の受賞チーム紹介・青地英明氏はIEEEのシニアメンバー。神奈川県にあるメモリ技術研究所、デバイス技術開発センターのシニアエキスパート。・ 勝又竜太氏はIEEEのシニアメンバー。先端メモリ開発センター(三重県)のセンター長附。・鬼頭 傑氏はIEEEのメンバー。先端メモリ開発センター(三重県)先端メモリデバイス開発部のグループ長。 詳細は下記のウェブへ。2021 IEEE AWARDS小冊子、P23https://www.nxtbook.com/nxtbooks/ieee/awards_2021/index.phpキオクシア社:https://about.kioxia.com/ja-jp/news/2020/20200722-1.html

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