ITJ(Interference Technology日本版)10月号_no89
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EMC NEWS22021.10 INTERFERENCE TECHNOLOGY 日本版FCC、60 GHz帯域の最先端レーダーセンサの有効利用を追求 FCC規則のセクション15.255「57〜71GHz帯域内の運用」の修正が提案されている。目的は57〜64 GHz帯域(60 GHz帯)で動作する免許不要のフィールド外乱センサ(FDS)デバイス(レーダーなど)に拡張された、運用上の柔軟性を提供するためである。 最先端のレーダー検知技術を使用すれば、車内レーダーベース技術により、危険で暑い車に取り残された子供やデバイスをリモートで監視できるようになり、運動障害や言語障害のある人に対しても有効。3次元空間でモーションをキャプチャする機能と、電話などの小型デバイスに組み込む機能を備えた60 GHz短距離レーダーが、健康、個人の安全、自動化、環境制御アプリケーションの多くで使用可能になる見込みである。 本日採択された規則制定案の通知は、57〜64 GHz帯域の短距離レーダーの許容用途を拡大すると同時に、他の無免許(unlicensed)のユーザーとの共存を促進し、帯域内の免許所持(licensed)および認可(authorized)ユーザーに干渉しないようにするよう提案している。医用画像装置や環境制御やスマート家電などのホームオートメーションサービス向けのIoT(Internet of Things)技術など、さまざまな用途が今回改訂された規則に該当する可能性がある。詳細はFCC Newsのウェブへ。(2021/07/14)https://www.fcc.gov/document/fcc-seeks-enable-state-art-radar-sensors-60-ghz-band-0FCCがCバンドスペクトラムに免許付与FCCは、3.7 GHz帯域での無線運用に関する免許を5,676件付与した。3.7 GHz帯域は3.7〜3.98 GHzで今回の割り当てにより、この帯域の柔軟な利用への移行が順調に進み通信事業者がこのスペクラムを使用して5Gなど高度な無線サービスを提供する道を開くので、まさに5G展開のスイートスポットと言える。この免許があれば、より多くの通信事業者がミッドバンド5Gを展開でき、今より広いサービスエリアで高速化を実現して、競争の激化が見込まれる。詳細は、FCCのウェブへ。(2021/07/23)https://www.fcc.gov/document/fcc-grants-c-band-spectrum-licensesIEEEが環境および安全技術の貢献に対しメダル授与IEEEによる2021 IEEE AWARDSによると、環境および/または公共の安全を改善する分野での技術適用における卓越した成果に対しKaushik Rajashekara氏が賞を得た。理由は、排出量の削減とエネルギー効率向上のための輸送電化技術の進歩に対する貢献である。同氏は輸送電化技術の進歩において先駆的な取り組みを行い、陸上、空中、海上の輸送手段のエネルギー効率を改善して、環境中の有害な排出物を削減した。最も重要な貢献は、GE社の EV1やその他の商用車両など、電気自動車の効率と性能を最大化するための動力技術と推進技術である。Rajashekara氏は、効率を最大化し電気自動車の推進システム性能を最適化するために、ACマシンのトルク制御用のさまざまな制御戦略、スイッチング方法、マイクロプロセッサ実装技術を開発。また、バッテリを他の推進システムから切り離し電気自動車のDCリンクコンデンサを充電する方法も開発したが、これにより、バッテリを安全に切り離すことができ、コンデンサにバッテリを突然接続しても、DCコンデンサを安全に充電できる。こういったコンセプトは、今日でも電気自動車やハイブリッド車で使用されている。同氏は、燃料電池スタックの出力を制御し、スタック電流と水素入力を関連付けるための技術を開発することで、燃料電池車の推進システムに多大な貢献をしたが、これはガソリン改質装置ベースの燃料電池車など、初期の燃料電池デモ車の多くで使用されてきた。また“more electric engines” および“more electric/hybrid electric aircraft.”を掲げて、さまざまな技術とシステムの研究で進歩を実現した。その中には、電力変換および制御戦略、高圧シャフトと低圧シャフト間の電力共有の効果的な管理、多くの電化・ハイブリッド化のためのアーキテクチャ、エンジン故障時の重要な負荷への電力供給、空港の地上排出量を削減する電気航空機の地上走行などがある。石油やガスの採掘の電化を可能にする海底電気システムに関しては、排出量を削減し海底の石油とガスの探査の安全性を向上させるのに役立つ業績があった。Kaushik Rajashekara氏は、IEEEのLife Fellow会員およびU.S. National Academy of Engineeringの会員である。米国テキサス州ヒューストンUniversity of HoustonのEngineering with the Department of Electrical & Computer Engineeringで教鞭を取る、著名な教授でもある。なおEE Online誌に同氏の著作「Green Ovations | Flying Cars and e-VTOL Vehicles: The Future of Transportation for Reducing EmissionsEMCニュース

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